哲学

「気づき」の快感 齋藤 孝:著 幻冬舎新書刊

「本書の概要」

著者の言う「気づき」とは、良いアイデアが浮かぶ事、考え出せる事だったり、

そのアイデアをブラッシュアップしたりできる頭の状態である、という感じか。

その状態を経験できると、快感を得られるのだろう。

気づきについて、本書では、気づきの良さ、気づきの多い人がやってること、

習慣やインプットなど、どのような生活を送るといいのかが豊富に書かれている。

著者の言葉はわかりやすく、事例も交えて語られ説得力がある。

「気づけない状態」

読んでみてまず思ったのは、日々時間に追われているとき。

しかも仕事などやっていることにやりがいを感じられないとき。

忙殺された生活が続いていると、気づきが失われる。

常に脳はフル回転しているようで、アイデアは出ず、心身ともに疲れていく。

好きなことなら気づきの快感を得られそう、と思う。

まず仕事であっても、なんであっても取り組んでいること、取り組むことに対し、好きになる努力が大事なのかもしれない。

「嫌い」にならないと意識することでもある。

そこが簡単ではないのだが、

具体的なその努力に向き合うにはどうしたらいいのか考えてみること。

そのヒントも本書には書かれていると思う。

「学んだこと」

多くの領域に対して、

知識を増やす、関心を持つ、興味をもつ、注意して見るなどが大事。

繰り返し見る事、読むこと、やってみること、

考え抜くこと、アイディアを絞り出すこと

直観的アイディアなどを寝かしてみることなども大事だと思う。

繰り返すと、基本は心身を「良い状態」にすることがとても大事だとも思う。

多くの人が、気づきの活発な人になって充実感のある人生を送れると良い。

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