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ハンチバック (著者:市川沙央)文芸春秋刊
2025/4/1
【全体的なこと】 健常者であれば普通にやれたであろう学生時代のバイトであるとか、 やりたかったが、あきらめざるを得なかった、その思いをもって生きていること。 当然のごとくあきらめざるを得ない存在だと思 ...
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「人類の起源」(篠田謙一:著)中央公論新社刊
2025/4/1
○全体感想 古代ゲノム解析の進歩により、700万年の人類進化の大まかな姿が示されている。 その時間のあまりの長さに、感覚がマヒしてしまうのだが、 ホモ・サピエンス登場から30万年。 6万年前にアフリカ ...
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ともぐい(河崎秋子:著)新潮社刊
2025/4/18
【全体的な感想など】 直木賞受賞作。 本書題名の「ともぐい」とは、同類の動物の一方が他方を食うこと。 生きる営みの中での行動とはいえ、残酷さを感じるのだが、比喩的な意味として、仲間や同類の者が、それぞ ...
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「訂正する力」(東浩紀:著)朝日新書刊
2025/4/21
「正しさ」へのこだわりが、分断を深めていないか? いま、SNSをはじめとした公共空間では、少しの意見の違いが対立を呼び、人は簡単には「考えを変えられない」空気に包まれています。「以前と言っていることが ...
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「半導体戦争-世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防-(著者:クリス・ミラー)」「ビジネス教養としての半導体(著者:高乗正行)」ダイヤモンド社刊
2025/4/22
『はじめに』 ニュースでよく取り上げられる半導体。2020年のコロナ禍以後、その報道も多くなっている。 半導体について少しわかっていないと、報じられている背景や意味が、もう一つ頭に入ってこない。 半 ...
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さみしい夜にはペンを持て(著者:古賀史健)ポプラ社刊
2025/4/2
【全体的感想・意見】 何らかの理由で、学校に行くことが、重苦しく、つらい日々を送ってる子供達に読んでほしい本だ。 また大人にも、同様におすすめ。 大人が読んでも、悩める少年の心の成長物語として面白く、 ...